IESO2020国内一次選抜試験(日本地学オリンピック予選)に参加した話
※この記事は怪文書の部分集合 Advent Calendar 2019 18日目の記事です。土曜日から毎日連続だったので途切れさせたくないと思い書いているのですが、そろそろ限界です。タスケテ…※
はじめに
みなさんこんにちは。こちらのブログではお久しぶりです。2018年の暮れにも同じような記事を書いていると思います。そう、今年もJESO予選を受験したのです。今年は少し時間に余裕もあるので濃い目で書こうかなとも思ったり思わなかったり。
JESO?何それおいしいの?
まずはJESOについて。は以下のリンクでも見てみてください。
受験してどうだったの?
全体を通して
次に今年の僕の自己採点結果とTwitter勢の感覚的な難易度はこちら。
地ロリ事故祭
— じおねこ (@chigaku_cat) 2019年12月15日
第1問 まあ
第2問 だめ
第3問 the end
第4問だめ
第5問 まあ
第6問 だめ
第7問 the end
第8問 よくできました
第9問 fake天文野郎
第10問 だめ
第11問 fake防災野郎
本選さんさようなら〜
JESO予選
— まいす (@make10_mice) 2019年12月15日
個人的には難しくなったかな~とは思いますね。というかじおねこは難しくても難しくなくても点数取れないポンコツですが。(これは本当の話です。)
それでは各問題に僕なりの感想書いていきます。
大問ごとの感想
第1問
これは典型題かなと思います。地形図とそこに描かれた各地点で見られる層と走向傾斜から最終的に地下構造を探るって感じの問題です。本来ここってサクッとやらないといけない問題なのですが、僕は少し時間をかけすぎました。まあなんだかんだ点数にはつながったはずなのですが、それにしても後述するように後半がきつくなってしまった…問一を間違えました。(上下の層とそこから見つかった化石が示されていて、その間に挟まれた層から発見される可能性のない化石を選ぶ問題なのですが、化石の勉強をしていなさ過ぎた…)。ちなみにこの問題は練習すれば確実に抑えられるのでやっておきましょう。一見三角比やっとかないと解けなさそうに思いますが別にそうでもない気もします。 さて、第2問に行きましょう。
第2問
これは地質史を中心とした感じの問題でしょうか。地質史、意外とそこそこ細かいところまで聞かれるので、もういちど読む数研の高校地学でいうと第5編第1章に出てくるようなものを頭に入れておかないなかなかきつい気もします。というかなかなかきついです。今年、ここでちゃんと得点できていればもう少しいい点数取れた気がします。
第3問
第3問は地震関連の問題ですね。ちょっと難しかったかもしれません。わかりません。走時曲線からいろいろと求める問題です。表層の波の伝播速度とか下層の波の伝播速度とか…これは恥ずかしい話ですが、走時曲線の読み方でn分悩みました。というのも、やったことがない、というわけでもないですが、記憶にはありませんでした。P波とS波が角距離103°で見えなくなり~とかいうのはしっかりめに復習したばっかりだったので、こっちが出てこなかったのは少し悔しかったです。第三問は得点にはつながらず…ここまでの3問は完全に時間をかけすぎました。
第4問
第4問は火山関連の問題でした。ここは簡単、なはずでしたが、知識不足とケアレ・スミス氏にやられました。前半が火山噴出物、中盤は火成岩について、後半はホットスポットについてとその他の問題でした。とりあえずケアレ・スミス氏許しません。()
第5問
第5問は雲の発生や大気などに関する問題でした。
ケアレ・スミス氏に一問奪われたのですが仮にも気象好きを名乗っているので満点を狙いたかったです。現場からは以上です。
第6問
第6問は熱収支と大気循環に関する問題です。熱収支に関しては昨年より難しかったような気がしたりしなかったり。大気循環のほうはいつも通りか簡単かって感じです。ちなみに前半で時間を食いすぎたツケが回ってきたのはこのあたりです。
第7問
第7問は海洋。簡単、と思っていたのですが、海洋勉強してなかったので、色々と勘違いをしていて、失点が重なりボロボロです。何も言えない…
第8問
第8問はエルニーニョ現象ラニーニャ現象についてです。正直なところこれのみで大問一つ来るのか―と思っています。文章の穴埋めが7題、各現象に一致する海水温度の図を選択する問題が1題でした。これはかなり簡単でした。マークミスしていなければ満点取ってます、たぶん。というかマークミスなんてしてないので満点取りました。(これでしてたら笑える(笑えない))
第9問
天文。いつも通りの恒星に関する問題って感じですね。焦りに焦って解いていたらfake天文野郎な点数を取りました。もう少し落ち着いて解く時間が欲しかった…問題自体はいつも通りかちょいむずといったところでしょうか。
第10問
こちらもまた天文。導入ははやぶさ2、そのほかに小問がいくつか。少々知識が足りていなかった問題もありますが、基本的には時間問題ですね。全然足りなかったです。しかし、次の問題が自分の得意分野であることは知っていたので急いで終わらせました。半分以上取れたのでよしとしましょう…
第11問
はい、来ました。今回試験終了後にTwitterで結構話題になった防災の小問集合ですね。満点取りに行きたかったです。取れませんでした。こういった問題、個人的には非常にいいと思います。災害大国といわれるような日本ですし、時事問題的な側面を持っているので。今回の結果だとfake防災野郎なので正しい知識を勉強しなおさなければ(地ロリ対策というわけではなく教養として。)
まとめ
地ロリ楽しいです。が、予選が試験期間直後にあるのは少々厳しいですね…でも、そんなことを言い訳にしたりはせず、来年はしっっっかりと本選に行けるように今から精進しようと思います。(๑•ૅㅁ•๑)
おまけ
ちなみに、地学の話を書いていたのでついでに書くと、12/26には今年二回目の部分日食があります。
もしよかったら見てください。遮光板や太陽投影版がなかったら↓のようなピンホールカメラを作るという手もあるのでもしよければどうぞ~~
もしかしたら今後追加でいろいろと書き加えるかもしれません(2019/12/18 16:05)
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